電子車検証の車の売却|記録事項と閲覧アプリで所有者を確かめる

電子車検証の車を売却する時の確認を表すアイキャッチ

当サイトの記事は、国土交通省・軽自動車検査協会・自動車リサイクル促進センター・国民生活センターなど公的機関や業界団体の公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。手数料・様式・制度は記事執筆時点の情報で、改定されることがあります。記事内には広告を含む場合があります。

車を売ろうと思って車検証を出したら、小さなカードにICタグが付いていて戸惑った方も多いはずです。

『所有者の名前も車検の期限も書いてない。これで売れるの?』と不安になりますよね。

結論から言うと、電子車検証の車も売却の手続きは同じで、券面に無い所有者や有効期間は車検証閲覧アプリか自動車検査証記録事項で確かめられます。

この記事では、電子車検証で売る前に見るところと、渡す時の注意が分かります。

車を売る予定の人

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入力は約47秒です。売るかどうかを決める前に、今の相場だけ調べておくこともできますよ。

車検証が前より小さくなって、所有者の欄が見当たりません。壊れているわけではないですよね?

案内役

壊れていませんよ。電子車検証は、所有者の氏名や住所、有効期間をICタグの中に入れる仕組みなんです。読み取り方さえ分かれば、売る準備は今までと変わりません。

電子車検証は何が違う?売る前に知っておきたいこと

先に結論

電子車検証は、変わらない基本的な情報だけが券面に印刷され、所有者や有効期間などはICタグに記録されています。売る前に見たい情報の多くは、券面ではなくICタグ側にあります。

電子車検証は、A6サイズ相当の厚紙にICタグを貼った車検証です。

国土交通省の電子車検証特設サイトによると、券面には変更を伴わない基礎的な情報だけを載せ、ほかはICタグに入れています。

情報どこで見る?
登録番号・車台番号券面
車名・型式・原動機の型式券面
使用者の氏名券面
初度登録年月・交付年月日券面
所有者の氏名・住所ICタグ(アプリ・記録事項)
使用者の住所・使用の本拠の位置ICタグ(アプリ・記録事項)
有効期間の満了する日ICタグ(アプリ・記録事項)
備考欄ICタグ(アプリ・記録事項)

出所は国土交通省 電子車検証特設サイト(2026年11月時点)です。

普通車と軽自動車で、始まった時期と窓口が違う

電子車検証は普通車も軽自動車も同じ仕組みですが、始まった時期と手続きの窓口は分かれています。

項目普通車軽自動車
電子化された時期2023年1月から2024年1月から
手続きの窓口運輸支局等軽自動車検査協会
なくした時の再交付450円(OCR申請書第3号様式)450円(軽第3号様式)
名義変更後の記録の証明登録事項等証明書検査記録事項等証明書

出所は国土交通省「車検手続きのデジタル化のお知らせ」「登録・検査手数料一覧表」(令和8年4月1日現在)と軽自動車検査協会の案内です(2026年11月時点。最新は各窓口で確認)。

所有者と有効期間はどう確かめる?

車を売る予定の人

アプリで読み取るのが難しそうで…。ほかに確かめる方法はありますか?

案内役

車検証をもらった時に一緒に渡された「自動車検査証記録事項」という紙があれば、そこに載っていますよ。なければアプリで読み取りましょう。

所有者と有効期間を確かめる方法は、2つあります。

車検証閲覧アプリで読み取る

国土交通省の「車検証閲覧アプリ」を使うと、ICタグの情報をスマホやパソコンで確かめられます。

アプリから自動車検査証記録事項のPDFをダウンロードすることもできます。

自動車検査証記録事項を見る

自動車検査証記録事項は、券面で見られない情報を確かめるために、交付や更新の時に補助として渡される書面です。

車に備え付ける義務はないので、家の書類入れに入れたままという方もいますよね。

なくした時は、アプリでPDFを取るか、運輸支局等の窓口付近にある端末で印刷できます。

窓口でもらえなくなる予定

自動車検査証記録事項の窓口での配布は終わる予定です。券面の記載が変わらない検査の手続きは2025年12月末まで、それ以外の手続きは2027年12月末までとされています(国土交通省 電子車検証特設サイト)。これからはアプリで確かめる場面が増えると考えておきましょう。

AタイプかBタイプかも見ておく

リースの車などは、Bタイプの車検証になっていて、備考欄に所有者の情報が載っています。

電子車検証は券面だけではA・Bの区別がつかず、アプリか記録事項の左上で確かめます。

Bタイプの車は所有者が変わっていることもあるので、リース会社などに確かめてから書類を準備しましょう。

電子車検証で売る前に確かめる流れ
  1. 券面で登録番号・車台番号・使用者の氏名を見る
  2. アプリか記録事項で、所有者の氏名と住所を見る
  3. 有効期間の満了する日が、引き渡しの予定日より後か見る
  4. AタイプかBタイプかを見る
  5. 住所や氏名が今と違えば、つながりの書類を用意する
電子車検証で売る前に所有者と有効期間を確かめる流れの図解

車検証で見るところの全体は、車売却で車検証を確認するところで紹介しています。

売る時に渡すものと、取り扱いの注意

先に結論

売る時に渡すのは電子車検証そのものです。記録事項は補助の書面なので、車検証の代わりにはならないと考えておきましょう。

国土交通省のポータルで、名義変更に出す書類は「自動車検査証」とされています。

記録事項が車検証の代わりになるという案内は見当たらないので、ICタグ付きの車検証を渡すのが基本です。

電子車検証を扱う時の注意
  • ICタグを切り取ると、車検証として無効になる
  • 券面のコピーは取れるが、コピーからはアプリで読み取れない
  • コピー機の自動原稿送りは、ICタグを傷めるおそれがある
  • 券面が読めない・ICタグが壊れた時は、管轄の運輸支局等で再交付を受ける

譲渡証明書に写す欄は券面にある

普通車を売る時の譲渡証明書には、車名・型式・車台番号・原動機の型式を写します。

これらは電子車検証の券面に載っているので、アプリを開かなくても写せます。

ただ、譲渡人の氏名・住所は印鑑証明書のとおりに書くので、券面ではなく印鑑証明書を見ながら書きましょう。

書き方は譲渡証明書の書き方で紹介しています。

日付がいくつもあって迷ったら

電子車検証には日付がいくつか出てきます。

国土交通省の案内では、券面の欄外上部中央は発行(印刷)した日、初度登録年月は初めて登録された年月です。

記録事項の「記録年月日」は、名義変更や車検などで情報が記録された日を指しています。

よくある相談:電子車検証の車を売る時

Yahoo!知恵袋にも、電子車検証にまつわる相談が寄せられています。

ここでは3つの相談に答えていきますね。

車検証が見つからない。記録事項と自賠責の証明書はある

記録事項と自賠責保険の証明書は手元にあるのに、車検証本体が見当たらないという相談です。

記録事項は補助の書面なので、車検証の代わりに名義変更へ使えるとは案内されていません。

見つからない時は、使用者が管轄の運輸支局等で再交付を受けます(普通車の手数料は450円・令和8年4月1日現在)。

再交付の書類は車検証をなくした時の再発行にまとめています。

継続検査では車検証が新しくならない。名義変更でもそのまま?

継続検査の後もICタグ付きの車検証が新しく交付されなかったけれど、売った時もそのまま次の人に渡るのか、という相談です。

有効期間はICタグの中にあるので、券面の記載が変わらない継続検査では、券面はそのままで記録が更新される形になります。

一方、券面には使用者の氏名や登録番号が載っているので、名義変更で使用者が変わる時は、券面の記載も変わる手続きになります。

売る側は、手元の電子車検証をそのまま渡せば大丈夫です。

保険の中断証明書のために、名義変更後の記録事項を求められた

任意保険の中断証明書を取るために、売った後の名義変更の記録を出してほしいと言われた、という相談です。

名義変更が終わると売った側は所有者でなくなるので、自分で記録を請求できるかははっきりしません。

JPUCは、名義変更完了の通知や、登録事項等証明書(普通車)・検査記録事項等証明書(軽自動車)を、あらかじめお店に頼んでおくことを勧めています。

引き渡しの日に「名義変更が終わったら、分かる書類を送ってもらえますか?」と頼んでおくと安心です。

確かめ方は車を売った後の名義変更を確認する方法で紹介しています。

電子車検証を確かめたら、今の車の相場を見ておく

車を売る予定の人

所有者が自分だと確かめられました。あとはどこに売るかですね。

案内役

はい。ディーラーの下取りだけでなく、買取店に売る方法もあるので、先に相場を見て比べておくと決めやすいですよ。

所有者と有効期間が確かめられたら、次は売る先選びです。

複数の見積もりを取って、今の車の相場を知っておきましょう。

金額だけでなく、引き渡し日や入金日、自動車税の分の扱いも並べると比べやすくなります。

書類がそろっていると、契約から引き渡し、入金までが早く進みますよ。

電子車検証を確かめてから相場を見て売る先を選ぶ流れの図解

書類の全体は車売却の必要書類一覧で確かめられます。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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今の車がいくらくらいで売れそうかは、一括査定サービス「ナビクル」で調べられます。

Webで車種・年式・走行距離などを入力すると、その場で買取相場の目安が表示されます。

買取店の査定を受ける前に、すぐ金額の目安が分かるのが便利なところです。

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この事実を知らないと、新しい車への買い替えで損をしてしまう可能性があります

無料で、しかも約47秒で終わるひと手間をやるかどうか。

これが、車の買い替えで損をするか、得をするかの分かれ目になります。

すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。

ポイントは「今の車をどう手放すか」です。

多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。

販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。

下取りの商談でよくある流れ
  • まず、控えめな下取り額を提示される
  • 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる

金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。

ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。

比べる材料を持たずに商談に行くと、もっと高く売れたはずの車を、そのまま安く手放してしまうこともあるんです。

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ナビクル査定事例より。個人の感想であり、実際の査定・売却額を保証するものではありません。

ナビクルのアンケートでは、買取価格は下取り価格より平均28.7万円高いという結果も出ています。

「平均28.7万円」はナビクル実施のアンケート調査結果です(2024年1月〜2025年12月・回答4,489件)。ナビクルを利用し実際に売却された方の査定最高額と下取り価格の差額平均額です。

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この2つを持って販売店に行き、「買取店では○○万円で買い取ってもらえるそうです」と伝えてみてください。

それより安い下取り額では、話がまとまりにくくなります。

それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

査定額を比べると最高額が分かることを示したナビクルの図
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このひと手間をかけずに商談に行くと、数十万円の差がつくこともあります。

逆に、約47秒の入力でそれを防げる可能性があるなら、こんなに割のいい作業はなかなかありませんよね。

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表の内容(入力時間・査定依頼先の数・査定依頼の実績・運営会社など)は、ナビクル公式サイトの記載に基づきます(2026年10月時点)。掲載している写真・イラストはイメージです。

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後から「もっと高く売れたのに」と後悔したくない方は、まずは約47秒だけ時間を使って、今の車の情報を入力してみてください。

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よくある質問

電子車検証の車でも、売る手続きは同じですか?

同じです。普通車なら車検証・印鑑証明書・実印を押した譲渡証明書と委任状、軽自動車なら協会の手続き上は車検証が中心です。

自動車検査証記録事項はお店に渡しますか?

名義変更に出すのは電子車検証そのものです。記録事項は補助の書面なので、渡すかどうかはお店に聞いてみてください。

電子車検証のコピーを渡してもいいですか?

券面のコピーは取れますが、コピーからはICタグの情報を読み取れません。名義変更には原本を渡します。

アプリが使えない時はどうすればいいですか?

交付の時にもらった自動車検査証記録事項で所有者や有効期間を確かめられます。なくした時は運輸支局等の窓口付近の端末で印刷できます。

まとめ

この記事の要点
  • 電子車検証は所有者・住所・有効期間などが券面に無く、ICタグに記録されている
  • 確かめるのは車検証閲覧アプリか自動車検査証記録事項
  • 記録事項の窓口配布は終わる予定なので、アプリでの確認に慣れておく
  • 売る時に渡すのは電子車検証そのもの。ICタグを切り取らない
  • 所有者と期間を確かめたら、下取りと買取の見積もりで相場を知ってから売る先を決める
車売却の必要書類.jp

車売却の必要書類.jp 編集部

車を売る・下取りに出す・家族に譲る時に必要な書類と手続きの流れ、住所や氏名が車検証と違う時、書類をなくした時の対応を、国土交通省や軽自動車検査協会など公的機関の情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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